Suzunari Yatsufusa Pole Bean / マメ科 Phaseolus vulgaris L.
本種は明治時代にアメリカから導入されたSnowflake Field種が元とされる。本種は、肥料・農薬不使用の自然栽培で採種したタネ。
暑くなると花が落ちて成らなくなるインゲンが多い中で、高温期にも成り続ける豊産種のつるありインゲン。莢は丸莢で細く長さは10〜12cmと小ぶりだが次ぎ次ぎたくさん成る。ただ古い品種で莢にはスジがあるため、スジを取って調理すること。
若い莢にあるスジを取り除いて煮物や、茹でてサラダに。完熟した茶色の豆は「いんげん豆」として煮物などに。
4~7月
山梨県
2024年11月
80%以上
なし
なし
初夏から盛夏までと、秋(霜が降りるまで)。
春4、5月と秋7、8月。(収穫期が異常高温にかからないよう)
20~30℃。最低温度15℃、最高温度35℃。
畝幅90cm~1m、株間35~40cmとし、1か所に2、3粒まき。
タネが完全に隠れ、発芽まで水分保持ができるように。
15〜30℃。10〜30℃の範囲で栽培可。10℃以下では生育が停滞する。30℃以上の高温が続くと落花が多くなる。
つるありの高性種なので、2m以上の支柱を立て、つるを巻き付かせ、登らせて栽培する。暑さに強いと言っても、近年の異常高温では成りが止まり収穫できないことがあるので、収穫期が高温になる栽培は避ける。(春と秋に何度も播き直して栽培するため、インゲンを関西では「三度豆」、関東では「みたび」と言う)
莢がカラカラになるまで完熟させ、豆を取り出して日陰で充分乾燥する。マメ科植物は自家受粉性なので、交雑の心配はほとんどない。また、F1種も、今のところ世界中で販売されていない。
ダイズほどではないがマメ科植物は1、2年と短命な物が多い。
ない
虫が中にいることがあるので、ビンや缶に入れ、冷蔵庫に。