Purple Yarazu mame Bean / マメ科 Phaseolus vulgaris L.
福岡県筑豊地域で昔から栽培されている。やらず豆と言い、「他人には分けたくない」という程の言伝えがある。
つる有り、すじなしの平莢菜豆。種子形状は穂高菜豆に似ている、莢は16〜18cmで淡緑色となり莢に紫色が多少着生する。草勢は極めて旺盛な早生種で、取り遅れて種子が発達してもいつまでも柔らかく美味。高温期は生育、品質とも劣る。
実取兼用種。
4月
福岡県
2023年12月
80%以上
なし
なし
6〜7月
4月
20~30℃。最低温度15℃、最高温度35℃。
通常畦巾1m、株間25cm位に3〜4粒点播き。
タネが完全に隠れ、発芽まで水分保持ができるように。
15〜25℃。10〜30℃の範囲で栽培可。10℃以下では生育が停滞する。30℃以上の高温が続くと落花が多くなる。
菜豆は排水の良い畑を選び、ある程度いや地現象が見られるので連作はなるべく避ける。夏期の収穫を主体とした冷涼地、一般露地、ハウス抑制、促成栽培に適している。支柱立またはネット栽培する。
莢がカラカラになるまで完熟させ、豆を取り出して日陰で充分乾燥する。マメ科植物は自家受粉性なので、交雑の心配はほとんどない。また、F1種も、今のところ世界中で販売されていない。
ダイズほどではないがマメ科植物は1、2年と短命な物が多い。
ない。
虫が中にいることがあるので、ビンや缶に入れ、冷蔵庫に。