Mame Tomato / ナス科 Solanum lycopersicum
トマトの原産地は中南米アンデス山脈の高冷地。本種の来歴は不明だが、比較的原種に近いと思われる。本種は、メキシコ東部の野生種から固定された品種、Matt's Wild Cherryと思われる。
「マイクロトマト」という商品名で話題になった極小粒トマト。直径一センチ弱と、大豆粒ぐらいの超ミニサイズのトマトが房状に付く。インデターミネート・タイプで、わき芽を摘まないと結実し難い。
小さいけれど、ごく普通の生食用トマトの味です。水を切って育てた人は「糖度十度以上すごく甘かった」と言い、昨年の多雨の中、路地で育てた人は「特にうまくはなかった」と言う。
3、4月(温床)5月(直播)
福井県
2023年8月
80%以上
なし
なし
夏から秋。
温床まきで3月中旬。無加温では4月中旬以後。
20~30℃(最低10℃〜最高35℃)
浅箱にスジまきする。スジ間隔6cm、種の間隔2cm位
種子の厚みの2、3倍。発芽まで乾かさぬこと。
昼間25~30℃、夜間10〜15℃。30℃以上の高温では、着果・肥大・着色が不良となり、35℃以上では花粉稔性が低下し落花を起こす。
整枝法など本種の栽培法は確立されていないが、水をしぼり、比較的冷涼で昼夜の温度差が大きい環境ほど糖度がのるようだ。
実付きがよく病気に強い株を選ぶ。味の良い完熟果を収穫し、器に種をもみ出し、2、3日発酵させ、水洗してから新聞紙に広げ、太陽光にあて乾燥する。
長命種子の部類。(4年以上)
未熟果から採種すると休眠を示すが、光で打破する
よく乾燥させ紙袋に包み、低温低湿度にて保管する。