Early Shinkuro Eggplant / ナス科 Solanum melongena S.
インド東部の熱帯原産。1〜多年生野菜。4世紀に中国に、奈良時代には日本に渡来した。地方品種は150種類といわれ、ヘタまで黒い茄子は日本独自に発達。
埼玉県草加地方で発達したやや小型の中長形茄子で、東京市場で好まれ、「千両二号」をはじめとするその後の多くの一代交配種の片親となった。交配種よりも皮が柔らかく格段においしい。
煮物、漬物、焼物、汁物、天ぷら、田楽等ナス料理なんでも。ナスは味が淡白で油をよく吸収するので、油を使った料理によく合う。反面、生食されることはまずない。
2〜4月(温床)5月(直播)
埼玉県
2024年12月
75%以上
なし
なし
夏から秋。
温床育苗では1月下旬から。直播きの場合5月以後。
最適温25〜35℃(要変温)、発芽温度15〜40℃
日中30℃前後、夜間20℃前後の温度変化を必要とする
タネが隠れ発芽までの2週間湿度がとれるように。
昼間23〜28℃、夜間16〜20℃(最低7℃〜最高40℃)、地温18〜20℃
寒害で根を傷めないよう露地への定植は地温18℃以上と充分温かくなってから行う。(直播きも同じ)好光性植物なので太陽光を葉に充分当てる。株間60m位。20~25℃で受粉し果実がよくつくが、低温だと花粉が未熟でで受粉せず硬い石ナスと呼ばれる未熟果になることがある。
自家受粉なので品種維持しやすい。(たまに虫媒により交雑する)よくできた種果を褐色になるまで枝につけ、収穫後日陰で追熟。柔らかくなった果実をつぶして水洗し陽に干す。
長命種子の代表である。(5年以上)
休眠期は無い。
1日陽に干し、1週間陰干し乾燥後、低温低湿度で保存。