Yamashina Eggplant / ナス科 Solanum melongena S.
江戸時代左京地域で栽培されていた小ナスの「もぎなす」を、幕末頃山科地区の農家が改良したという。昭和10年代までは中心品種だった。
皮が薄く、肉質軟らかで味が良い京都の伝統ナス。手のひらに納まる中型の電球形。皮が傷みやすく変色も早いので遠距離輸送に向かず、市場出荷には不向きだが、生産地でしか食べられない本物のおいしさをご賞味ください。
浅漬用として最高のナスと言われている。その他「ニシンとの炊きあわせ」など薄味の煮物。
2〜4月(温床)5月(直播)
長野県
2024年12月
55%以上 *発芽率が低くなっております。予めご了承ください。増量しておりますので多めに播種していただきますようお願いいたします。
なし
なし
6月から10月頃。
温床育苗は2月から。直播きの場合5月より。
最適温25〜35℃(要変温)、発芽温度15〜40℃
日中30℃、夜間20℃の温度変化がとれる様工夫する。
タネが隠れ発芽までの2週間、必要な湿度が保持できる程度。
昼間23〜28℃、夜間16〜20℃(最低7℃〜最高40℃)、地温18〜20℃
中生豊産種。草勢はやや弱く、枝はやや直立性。葉はやや広く長円形で欠刻がある。露地への定植や播種は、地温が18℃以上と充分温かくなってから行う(開花直前~開花始めの頃が定植適期)。高温乾燥期は敷藁し灌水するなど水分維持に注意する。(過湿に成りやすい畑では高畝に)果実は80g程度で収穫する。
優良な種果を木で完熟させ、収穫後、日陰で2週間追熟し、布袋などに入れて上から木槌などでつぶして種を果肉から外し、水洗した後、1日天日に当てて乾燥する。
長命種子の代表である。(5年以上)
「なし」と書いてきたが、ナスの新種は休眠が長いので生え揃いにくいという。
天日乾燥後1週間陰干し。低温低湿度の場所に保管する。