Fukui Round Eggplant / ナス科 Solanum melongena S.
大昔中国から越前に伝わったナスが京都に渡り加茂ナスになったという。
扁円からやや巾着型の丸ナス。外皮が薄くて肉質よくしまり緻密。色は黒紫色で光沢が良い。ヘタは小さめでトゲ は弱く少ない。一果重250gの大果で、1株の着果数は少ない。草勢・耐病性が強く、丈夫で作りやすい。 ご注意: 採種環境が厳しかったため、発芽率が低くなっております。予めご了承ください。
ふつうのナス同様、漬物や煮物にもできるが、焼きナス、特に厚めに輪切りにして炭火で焼き、摺り味噌をかけて田楽にして食べるのがいちばんおいしいという。
2〜4月(温床)5月(直播)
福井県
2023年12月
40%以上 *発芽率が低くなっております。増量しておりますので、多めに播種していただきますようお願い申し上げます。
なし
なし
夏から秋。
温床育苗では1月下旬から。直播きの場合5月以後。
最適温25〜35℃(要変温)、発芽温度15〜40℃
日中30℃前後、夜間20℃前後の温度変化を必要とする。
タネが隠れ発芽までの2週間湿度がとれる程度。
昼間23〜28℃、夜間16〜20℃(最低7℃〜最高40℃)、地温18〜20℃
寒害で根を傷めないよう露地への定植は地温18℃以上と充分温かくなってから行う。(直播きも同じ)好光性植物なので太陽光を葉に充分当てる。株間1m位とれると良い。20~25℃で受粉し果実がよくつくが、低温だと花粉が未熟で受粉せず、硬い石ナスと呼ばれる未熟果になることがある。
自家受粉するので品種は維持しやすい。(たまに虫媒により交雑)よくできた種果を褐色になるまで枝につけ、収穫後日陰で追熟。柔らかくなった果実をつぶして水洗し陽に干す。
長命種子の代表である。(5年以上)
休眠期は無い。
天日乾燥後1週間陰干し。低温低湿度で保管する。