Shiho Eggplant / ナス科 Solanum melongena
茄子はインド原産。奈良朝に我が国に渡来。江戸時代に品種分化し、全国には約150種類の伝統ナスがあるという。
肉質は極めてち密でやわらかく、甘味が強い晩生品種。草勢は強く作りやすい。果実は濃紫色で非常に大きく350〜500g超のジャンボ茄子。
淡色野菜ですが、ナス色素であるアントシアニン成分ポリフェノールは生活習慣病予防に効果が期待されます。料理としては和食・洋食・中華と幅広い料理に使え、炒め・煮物・揚げ物・焼き物など各種の料理に利用できる重宝野菜です。
2〜4月(温床)5月(直播)
兵庫県
2023年12月
75%以上
ジベレリン処理1回(発芽促進)
なし
夏から秋。
温床育苗では2月下旬から。直播きの場合5月以後。
最適温25〜35℃(要変温)、発芽温度15〜40℃
日中30℃前後、夜間20℃前後の温度変化を必要とする
タネが隠れ発芽までの2週間湿度がとれる程度。
昼間23〜28℃、夜間16〜20℃(最低7℃〜最高40℃)、地温18〜20℃
寒害で根を傷めないよう露地への定植は地温18℃以上と充分温かくなってから行う。(直播きも同じ)好光性植物なので太陽光を葉に充分当てる。株間1m位とれると良い。20〜25℃で受粉し果実がよくつくが、低温だと花粉が未熟で受粉せず、硬い石ナスと呼ばれる未熟果になることがある。
自家受粉するので品種は維持しやすい。(たまに虫媒により交雑)よくできた種果を褐色になるまで枝につけ、収穫後日陰で追熟。柔らかくなった果実をつぶして水洗し陽に干す。
長命種子の代表である。(5年以上)
ナスの新種子は休眠が長いので生え揃いにくいという。
天日乾燥後一週間陰干し。低温低湿度で保管する。