MIyashige Sobutori Daikon / アブラナ科 Raphanus sativus
華北の青首系大根が方領大根と交雑して生れた。室町頃には存在していたと思われる。
現在市場を独占している総太り型交配青首大根の原形。品質が良いが、交配種に比べてウイルス等の耐病性に弱く、ス入りが早いのが欠点。(※本種は、埼玉県富士見市の関野幸生さんが無肥料栽培で自家採種を続けた生命力あふれる種です)
漬物、煮物等なんにでも向く。かつて関東では漬けた時青首部分が黒ずむのを嫌って青首大根を栽培しなかったが、今は昔の話。
8月下旬~9月中旬
埼玉県
2024年6月
85%以上
なし
なし
晩秋~初冬。(首が抽出するので越冬には不向き)
8月下旬~9月中旬
15〜30℃
3、40cm間隔に数粒ずつ点播し、本葉展開後間引いて1本立ちに。
1~2cm。大根のタネは嫌光性なのでしっかり覆土する。
10〜25℃
無理な早まきはウイルス病の危険があるので避ける。収穫が遅れ、途中肥料切れなどを起こすとス入りの原因となるので、摘期収穫を心掛ける。(収穫後は干して漬物利用する)抜いてから上下逆さにいけておくと長もちするとも言う。
良品を複数株選んで植え直し、開花後莢に実る種を完熟させて刈取る。アブラナ科なので他家受粉性が強い。従って他品種の大根が近くにあると交雑しやすい。充分隔離すること。
よく乾燥したタネならやや長命の部類(~4、5年)
大根種子は休眠しない(雨で莢内で発芽せぬよう注意)
よく乾燥し、お茶の缶などに入れ冷蔵庫の隅に。