Komochi Takana / アブラナ科 Brassica juncea
中国四川省原産。21世紀になってから日本の種苗会社がタネを輸入して販売するようになった。本種は自然栽培農家/関野氏の育成種。
一株の重量が4〜5キロになる大形のからし菜。大株に育ってから主茎や側茎に着生する「わき芽」を10〜20グラムの大きさで収穫する。独特の辛味と食感があり、わき芽以外にも葉を炒めものや漬物にして食べられる。
収穫した小さな「わき芽」を天ぷら、炒めもの、スープの具材などに。外葉は炒め物や漬物などに利用できる。
9月
埼玉県
2023年6月
85%以上
なし
なし
2〜3月
9月
20〜25℃
直播きは、株間4、50cmに数粒ずつ点播。(本葉2、3枚で間引く)
通常タネの厚みの2、3倍。(タネが隠れ水分が保持できる程度)
10〜20℃(寒さが厳しい地域での栽培は不適)
冬が温暖な平坦地域を好む。(寒さが厳しい地域での栽培は不適)浅根性なので、湿害を避け、排水の良い土壌に高畝で栽培する。厳寒期には低温被害を避けるため、トンネルやベタ掛けする。初めは側茎に、後に主茎に「わき芽」が着く。気温が上がると芽が開き芯が空洞化して品質低下するので適期に収穫する。
生育の良い株を選び、「わき芽」を全部収穫せずに抽苔開花させて採種。(自家不和合性なので複数株必要)同じカラシナ属の高菜やからし菜が近くにあって開花すると交雑するので注意。
一般菜類に準じ常温で2〜3年(やや長命の部類)
種子収穫後最長2、3か月休眠する。(1週間程度の低温で打破)
よく乾燥し、お茶の缶などに入れ冷蔵庫の隅に。