Vesuvio (Yellow) Tomato / ナス科 Solanum lycopersicum
イタリア南西部カンパニア州の山間地域在来の貯蔵用黄色ミニトマト。別名でイタリアスローフード協会によりブランド化されており、栽培者はブランド名称使用料を支払う。
草丈150センチ位のブッシュタイプのミニトマト。果実は30〜60グラム位。 イタリアでは軒下に吊るして秋冬まで貯蔵する。ボルゲーゼと比べると果実は長形で割れやすく、耐暑性、収量は劣るがコクがあり美味。皮は固い。雨が多い地域では腐りやすいので長期貯蔵は難しい。*本種は肥料・農薬を使用しない自然栽培で採種したタネ。
イタリアでは吊るして貯蔵したものを、干し柿のように秋冬の間生食するために自 家用栽培されてきたが、日本の気候では長期貯蔵は難しい。加熱調理用、トマトソース、ドライトマト等に最適。
3、4月(温床)5月(直播)
山梨県
2024年10月
85%以上
なし
なし
夏から秋。定植から70〜75日。
温床で3月中旬。冷床で4月中旬。露地播きは5月から。
25〜28℃
浅箱にスジまきする。スジ間隔6cm、種の間隔2cm位。
種子の厚みの2、3倍。発芽まで乾かさぬこと。
20〜25℃
株間60cm位で定植。Determinate(芯止まり品種)なので、わき芽を取らなくても結実しますが、地這栽培では傷み易いので簡単な支柱と紐で茎を支えて下さい。貯蔵用には3〜4個ずつ実る果房の先の一粒が色づいたら早めに房ごと収穫し、輪状の紐に下から順々に茎を引っ掛けて結び、風通しの良い軒下に吊り下げて貯蔵します。
実付きがよく病気に強い株を選ぶ。完熟果を収穫し、器に種をもみ出し、2、3日発酵させ、水洗してから新聞紙に広げ、風通しの良い場所で乾燥させる。
長命種子の部類。(4年以上)
未熟果から採種すると休眠を示すことがある。
よく乾燥させ紙袋に包み、低温低湿度にて保管する。