Amigo Tomato / ナス科 Solanum lycopersicum
山梨県北杜市の無肥料自然栽培農家の小黒裕一郎氏が自然農法国際研究開発センターのF1ボニータを元に、雨除け栽培して食味良く多収のものを10年選抜し完成。
果重平均50〜80グラムの鮮紅色中玉トマト。担果力があり上段まで良く着果する多収量タイプ。果皮と果肉はやや硬めで、雨による裂果に比較的強い。大玉系と中玉系の交配種のボニータから選抜固定したトマト。
生食用。適度な甘味と酸味もあるので加熱調理にも向く。
3、4月(温床)5月(直播)
山梨県
2024年10月
80%以上
なし
なし
夏〜秋。
温床で3月中旬。直まきは4月下旬以後。
20~30℃(最低10℃〜最高35℃)
浅箱にスジまきする。スジ間隔6cm、種の間隔2cm位。
種子の厚みの2、3倍。発芽まで乾かさぬこと。
昼間25℃~30℃、夜間10〜15℃。30℃以上の高温では、着果・肥大・着色が不良となり、35℃以上では花粉稔性が低下し落花を起こす。
素直な苗を作り、本葉4〜5枚の若苗定植をして根群の発達を促す。過繁茂になり易いので、元肥は少なく灌水を控えめにして第3花房開花までは生殖生長が強めになるように調整する。2本仕立ての栽培がお勧め。高糖度のトマトを作るには、雨よけなどして乾燥気味に管理し水分を控える。あまり高温多湿でなければ、露地栽培も可。
完熟果からもみ出し、器で2、3日発酵させ、水洗して沈んだ種を新聞紙に広げて日に干し、後日陰で充分乾燥して含水量を抜く。
長命種子の部類。(4年以上)
未熟果から採種すると休眠を示すことがある。
よく乾燥させ紙袋に包み、低温低湿度にて保管する。