Botan Kosho Chili Pepper / ナス科 Capsicum annuum
長野県北信地方のとうがらし。600〜800mのやや冷涼な標高地で栽培され、平暖地では辛味や形状が安定し難いという。
ピーマンタイプの獅子型で辛味のある珍しいトウガラシ。果実の先端が牡丹の花のような形のためこう呼ばれる。信濃川を介して交流のあった新潟県側にも同じ系統の品種があり神楽南蛮の名で親しまれる。
未熟果の緑色の物も、完熟して赤くなった物も同様に辛い。丸焼きや辛味噌、天ぷらなど様々な料理に適する。
2〜4月(温床)5月(直播)
長野県
2023年11月
75%以上
なし
なし
夏から秋。
温床育苗の場合2、3月。露地まきの場合5月。
25〜30℃
日光が当たらず、多少温度変化があったほうがいい。
タネが隠れ発芽までの2週間程度、湿度を保てるよう。
25〜30℃。35℃以上になると着果・結実が悪くなる。
晩霜の心配が無くなってからポリマルチで地温を高め、株間60cmで植え付ける。実が大きく風に弱いので、支柱をしっかり立てる。緑の未熟果から収穫でき、種子を取り除いて茗荷・紫蘇・胡瓜・茄子などと細かく刻んで醤油漬けにしたり、油で素揚げして天つゆで食べたり、味噌や調味料で炒めて酒のつまみに。
完熟果を収穫後数日追熟し、手で切り開いて種子を取り出して陰干し乾燥する。トウガラシ類の種は熟しても浮くので水洗しない。自家受粉性だが、訪花昆虫が多いため交雑することも。
ナス科作物の中では比較的短命(2、3年)である。
ない。
よく陰干し乾燥したら低温低湿度の場所で保管する。