Chikumano Gosun Carrot / セリ科 Daucus carota
来歴不詳。長野県松本市の公益財団法人自然農法国際研究開発センター育成で、自然栽培や有機栽培生産者の間で高評を得ている品種。
草勢が強く少肥で栽培できる秋冬どり五寸ニンジン。草姿は開帳性、大 葉で痩せ地でも根の太りがよい。根部はやや肩が張る円筒形で甘みがあ る。火山灰土壌に適し、夏播きして晩秋から冬どりに適する。
煮物、炒め物、サラダ、天ぷら、スープ、ジュースなど幅広い。洋種系ニンジンの赤い色素であるカロチンは、体内でビタミンAに変わる。
7、8月
長野県
2023年10月
70%以上
なし
なし
秋冬。
7、8月
最適15〜25℃
好光性種子なので土をかけ過ぎて真っ暗になると生えない。
極薄く。土の代わりにモミがら等を薄くかけ濡らしておくとよい。
最適18〜21℃
種子の吸水力が弱く、乾燥していると発芽しにくい。また発芽までに25℃で7~10日、10℃以下だと15~30日かかるので、その間乾燥させないこと。発芽後は早めに(1回目は本葉2、3枚。2回目は6、7枚)間引いて、地上部に葉を密生させすぎないこと。高温期の黒葉枯れ病とキアゲハの幼虫に注意。
越冬させると10℃以下の低温に感じて花芽ができる。虫媒花なので他品種が近くにあると交雑する。白い花傘が熟して黄色くなったら刈り取る。種の毛は布袋に入れて揉むと落ちる。
短い。(冷暗所保存で2、3年)
採種後短期間休眠することがある。
充分乾燥させ乾燥剤と共に密封し冷蔵庫等に保管する。