Ohmi Kabura / アブラナ科 Brassica rapa
江戸時代から栽培されている白かぶ。約400年の歴史があり、諸説あるが聖護院かぶのルーツとも言われる。かつては皇室にも献上された由緒ある農産物。宮崎安貞『農業全書』には「あふミ蕪とて京へ江州よりおほく出るあり。極て味よし」とある。『日本山海名物図絵』の「近江蔓菁」のところには、現在の近江かぶらとやや形を異にする巨大なカブの図が描かれている。
扁平で片張りよく、根径12センチ、高さ7センチ程度になる。肌は滑らかでツヤがあり、肉質は緻密。
甘味があり、古くから千枚漬けに重用されていたほか、煮食にも適する。最近ではカレーやシチューの具材としても美味。
8月下旬~9月中旬
滋賀県
2024年6月
85%以上
なし
キャプタン1回処理済
初冬の11~12月頃。
8月下旬~9月中旬
15〜20℃、最度4〜8℃、上限40℃
60cm幅の高うねを作り、条間20cm位に筋まき。叉はバラまき。
タネが隠れ発芽まで乾かない程度に軽く覆土する。
15〜20℃前後
むやみな早まきは避け、適期播種に努める。特に高温期は、ウィルスを媒介するアブラムシ防除に注意する。間引き遅れのないよう、生育を順調に進め、ス入りをを防ぐ。
形状肉質の良いカブを選び、株間を30cm程度に開げて植え替え、菜の花を開花させ結実後刈り取る。(白菜やナッパ、他のカブ類など他品種の和種アブラナ科野菜との交雑に注意)
一般菜類に準じ常温で2~3年(やや長命の部類)
莢で完熟させ、よく天日乾燥させた後はほとんど無い。
よく乾燥させ、お茶の缶などに入れ冷蔵庫の隅に。