Sukuna Squash / ウリ科 Cucurbita maxima duchesne
西洋カボチャは明治以後にアメリカから伝来した。岐阜県高山市の丹生(ニュウ)川地区で単に「あのカボチャ」と呼ばれてきたという。
飛騨高山に来歴不詳で伝わる伝統カボチャ。ヘチマのような長い形と灰緑色に薄い縦縞のある変わった外観が特徴。西洋カボチャらしいホクホクした食感と高糖度で評判。「宿儺かぼちゃ研究会」では一キロ二千円で出荷という。
煮物、天ぷら、スープなど。上品な甘さとホクホクしながらなめらかな食感をいかして、プリンやアイスクリームなどのお菓子にも。(宿儺南瓜の名は登録済みらしいので、このタネの採種元では、カタカナで表記しています)
3〜4月(温床)5月(直播)
福井県
2023年11月
80%以上
なし
なし
ハウスの促成栽培では8月。露地栽培では9~11月。
ハウス促成は3月に温床でポットまき。露地の直播きは5月。
25〜30℃、最低温度10℃、上限は40℃
露地ニ直播きの場合、畝間3m、株間1mに数粒ずつ点播。タネは尖った方を下にしてまくと発芽時にタネの殻がうまく外れやすくなります。
2、3cm。カボチャ種子は嫌光性なので確実に覆土する。
20℃前後
病気に弱く管理が難しい。収量も一般に栽培されているカボチャの半分程度と言う。ポットで苗を育てた場合、本葉3枚で定植。子蔓を4本程度伸ばす。本場の「宿儺かぼちゃ研究会」では雌花が咲いたらF1西洋カボチャの雄花を交配して実をならせるが、外部にタネを採られるのを防止するためと思われる。
西洋カボチャ同士や日本カボチャとはよく交雑するがペポカボチャとは交雑しない。カボチャの花粉は高温に弱く、25℃以上で死んでしまうので朝のうちに同品種を交配してやる。
低温乾燥環境なら3~10年。(やや長命な部類)
採種後2週間程度弱い休眠期があるという。
1、2年なら室内の引出し等でよい。冷蔵庫なら寿命が伸びる。