Watercress / アブラナ科 Nasturtium officinale
ヨーロッパ原産の水辺に育つ好湿性多年草。古くから野生植物が食用とされ、フランスでは14世紀から栽培が始められたと言われる。日本へは明治維新前後に渡来、明治初期には東京の外国人住宅や上野のレストラン周辺に繁茂したという。現在では世界各地に帰化植物として自生している。
ビタミンCを多く含みピリッとした辛味を持つハーブ。常に湿った土壌を好むので、きれいな流れのある池の縁など排水のよい砂質土、日向〜半日陰環境が最適。鉢植えや水耕栽培も可。 学名はNasturtiumだが、ナスタチウム(金蓮花)(Tropaeolum)とは無縁。
ビタミンA、C、葉酸を豊富に含む。特有の香りと辛味を楽しむ野菜で主に茎葉部を生食する。肉料理にさっぱりした味がよく合う。サラダやサンドイッチのアクセントに。法蓮草のようにソテーやスープにしても美味。
春、秋
フランス
2024年6月
60%以上
なし
なし
春(開花が始まるまで)、秋(新芽が伸び始めた後)。植え付け後5〜6年は連続収穫できる。
3~5月、9~10月
20℃最適、8〜30℃
直播(表土から1cm前後の深さに点まき)、ポット・セルトレー育苗も可)
好光性種子なので薄く。
10〜30℃
条間25cm株間15cm位に定植。水はけの良い土で水をたっぷりやって育てる。湿った土壌を好み、高温乾燥を嫌う。水温は15℃、土壌pH6〜7最適、新鮮な水を好み、水質汚染や流れが停滞して水温が上がると生育が劣る。きれいな流水のある山村地域の水田などで水かけ栽培が行われる。夏期高温時にアブラムシ、アオムシが発生する。
真夏に開花し結実するので、莢が弾ける前に摘み取り、乾燥させる。他のアブラナ科野菜とは交雑しない。挿し木でも簡単に増やせる。
5年
不詳。
よく乾燥させ、お茶の缶などに入れ冷蔵庫の隅に。