Tokyo Fuyuguro Ippon Negi / ヒガンバナ科 Allium fistulosum
埼玉県南部の産地から集めた系統の中から、葉数多く葉鞘太めでしまりよく耐暑性の強い「黒柄系」と、葉数はやや少ないが食味がよく低温伸長性の強い「合柄系」とを自然交雑させ、以後春まき冬期どりを目標に選抜を重ね固定。1978年トキタ種苗命名・発表。
外見は黒柄系に近く、生育旺盛で耐寒性強い。首の締まりのよい純一本秋・冬葱。ブルームやや多い。葉は濃緑色、葉枚数は5〜6枚、草丈90〜100cm、軟白部の長さ35〜40cm、太さ2cm位。耐病性多収、締まり良好。肌はなめらかで光沢がある。草姿立性で作り易い。
肉質は緻密で風味があり、煮くずれしない。
春、秋
イタリア
2024年5月
75%以上
なし
なし
10〜3月
春、秋
15〜30℃
平床にバラ蒔きして育苗する。
1cm程度。薄くし、乾燥防止にモミガラ、ワラなどを敷くとよい。
20℃前後
定植後30〜40日で第1回の土寄せを行い、生育に応じて3〜4回追肥並に土寄せを行う。高温期の土寄せは、葉の分岐したところより上に土をかけないようにする。冬獲りの場合は株間をやや狭くし極端に太くならないようにする。
自家受粉性もあるが、虫媒花なので、半径数百メートル以内に他品種があると交雑しやすい。葱坊主が黒く結実したら刈り取り、陽当たりの良い所で追熟、乾燥し種を外す。
常温で1年程度の短命種子。
充実し充分乾燥した種なら休眠期は無い。
乾燥剤を入れた密封容器で低温低湿度の場所に保存。