Banana-uri makuwa-uri /ウリ科 Cucumis melo var.makuwa
マクワウリはインドまたはアフリカ原産。日本には弥生時代渡来。本種は長崎県福江市の産との記録もあるが来歴不明。
バナナのような薄黄色の外皮で、肉質もバナナのような軟らかさで香りがよい。果実は楕円形で果梗近くがやや細くなる。完熟すると果実がツルから離れる。栽培しやすく多収穫型の中生種。一般マクワウリのようなサクサク感はない。肉質が脆くやや割れやすいので収穫適期を見逃さないように注意する。
生食用。(肉質が柔らかいため収穫後は早めにお召し上がりください)
4月中旬〜5月下旬
奈良県
2023年10月
85%以上
なし
塩基性塩化銅・食酢浸漬各1回
7月下旬〜8月
直播きは4月中旬以後。(比較的移植に弱いので直播きが良い)
15℃以上(25〜30℃が最適)
15cm以上の高畝(鞍)に3粒ずつ播きポリキャップで覆う。
薄く。
15〜28℃
畝間2m株間1m。発芽後間引いて1本にし、本葉4、5枚で摘心し、子蔓3本仕立にすると孫蔓に雌花(両全花)が付く。孫つる結果の実に糖分多く、完熟して皮がひび割れる寸前のものがおいしい。(ハウスメロンに比べ追熟がきかないので、畑で熟してから収穫すること)
他花受粉性なので交雑しやすい。シロウリや他のメロンと簡単に交雑する。他品種と400m以上離すか、採種したい雌花が蕾の時に袋かけし、開花する午前中に他株の雄花を取って受粉してやる。
ウリ類は比較的長寿命(4、5年)である。
マクワウリは採種後しばらく休眠することがあるという。
採種後水洗して日陰で乾燥し低温低湿度の場所に保管。