Gelber Englischer Custard Squash / ウリ科 Cucurbita pepo L.
本種は、1911年設立のドイツ・カイザーヴィルヘルム学術振興協会作物研究所(後のIPKガタースレーベン・ジーンバンク)に保存されていた品種が起源とされる(アメリカの園芸家Amy Goldman氏の著書The Compleat Squashの記述よる)。
レモンイエロー色のユニークな形のつるなしカボチャ。UFO型(パティパン)タイプの品種群の中でも際立つ、説明不可能な曲がりうねった果形が楽しい。栽培条件が良ければ秋まで成り続ける。完熟すると橙色になる。
他のズッキーニほど滑らかな肉質ではないが、炒め物や焼き物、蒸し 物に向く。完熟果は装飾用にも観て楽しめる。
4〜6月
埼玉県
2024年10月
80%以上
なし
なし
7〜10月
4〜6月。寒さに弱いので、充分暖かくなってから播種する。
25〜30℃最低10℃上限40℃
大きめのポットに2粒播きか、温度が上がってから畑に直播き。
1〜2cm。
18〜27℃ (やや冷涼な気候を好む)
畝幅2m、株間1m程度。浅根性なので乾燥期は敷藁やポリマルチ(やや冷涼な気候を好むので地温が上がりすぎないよう白黒マルチが良い)すると効果が高い。果実を若いうちに収穫すると、次の果実の成長が早い。高温期は、早朝に他株の花粉を人工受粉してやると良い。
一般カボチャとは交雑しにくいが、同じペポ系のズッキーニや錦糸瓜(そうめん南瓜)とは交雑する。完熟果を追熟し、縦2つ割りしてスプーンでかき出して採種。1日日に干してよく乾燥する。
やや長命な部類(常温で3、4年程度)。
南瓜類は採種後しばらく休眠を示すことがあるという。
充分乾燥し、お茶の缶に入れ低温低湿度の場所で保存する。