Saitama Delicious Squash / ウリ科 Cucurbita maxima duchesne
古くは米国マサチューセッツ州のJ.H.Gregory&Sonsに1903年カタログに記録が残る。北海道開拓と同時に導入されたハッバード系西洋カボチャのうちの一つで、主に北海道・東北地方の産地で栽培された。本種は肥料・農薬不使用の自然農法で採種したタネ。
果重2〜3kgで、灰緑色〜黒色のハート型の西洋カボチャ。表皮は薄くやや傷み易いが完熟すれば爪が立たない。果肉は濃黄色でやや粉質、甘味はハッバードと東京南瓜の中間位。かつてカステラ南瓜と呼ばれた時代もあった。F1種の栗カボチャと異なり、高温下では粉質が生じず水カボチャになり易い。
煮物、天ぷら、スープなど。貯蔵性はあまり良くない。 *ご注意:F1種と異なり、高温下では粉質が生じず水カボチャになり易いです。果形にややばらつきがありラグビーボール形の果実も発生します。予めご了承ください。
4、5月
栃木県
2024年10月
80%以上
なし
なし
8〜9月
ハウス促成は3月に温床でポットまき。ホットキャップ利用で4月。露地播きは5月から。
25〜30℃
露地ニ直播きの場合、畝間3m、株間1mに数粒ずつ点播。
2、3cm。カボチャ種子は嫌光性なので確実に覆土する。
20℃前後
ポットで苗を育てた場合、本葉3枚で定植。子蔓を4本程度伸ばす。健全に育ったカボチャの根は太くて長く、吸水力や吸肥力が旺盛なので、できれば直播き放任で育てたい。しかし西洋系カボチャは遅蒔きだと雌花の発生がよくないので、地温15℃ぐらいになったらなるべく大きめのホットキャップを利用して播きたい。ホットキャップ被覆はウリハムシ防除にも欠かせない。
交雑しやすいので蕾のうちに袋かけし、開花時に同種の雄花の花粉を付ける。完熟果を1ヶ月追熟し、割って種を取り出し水洗し乾燥する。(カボチャの種は充実した良い種も水に浮く)
低温乾燥環境なら3〜10年。(やや長命な部類)
採種後2週間程度弱い休眠期があるという。
1、2年なら室内の引出し等でよい。冷蔵庫なら寿命が伸びる。