Honen Aouri, tsuke-uri / ウリ科 Cucumis melo var. conomon Makino
胡瓜より旨いと陸稲の間に植えられたという。別名へちま瓜とも呼ばれ栽培は古いが、枕型のいわゆる漬物用シロウリの果形の品種群に代られ作られなくなった。キュウリくらいの太さの幼果は生食に向く。ヨーロッパには幼果をキュウリのように利用するメロン(C. melo)の品種(イタリアのCaroselloやArmenian Cucumber等)がある。
外皮緑色、濃緑色の縞があり、肉厚く柔らか。耐暑、耐病性強く作り易い。通常漬物用には果長25㎝内外、果重1kg内外で収穫する。
生食、漬物、炒め物等。
5月(直播)
埼玉県
2023年12月
85%以上
なし
なし
7〜8月。
4月上中旬温床に播種。露地では5月にホットキャップ蒔き。
15℃以上(25〜30℃が最適)
15cm以上の高畝(鞍)に3、4粒ず播きポリキャップで覆う。
薄く。
25〜30℃
畝間2m株間90cm。発芽後間引いて1本にし、本葉4、5枚で摘心し、子蔓3本仕立にすると孫蔓に雌花(両全花)が付く。露地でよく育つがウリバエに注意。
他花受粉性なので交雑しやすい。特にシロウリや他のメロンと簡単に交雑し変質するので、採種したい雌花が蕾の時に袋かけし、開花する午前中に他株の雄花を取って受粉してやる。
ウリ類は比較的長寿命(4、5年)である。
採種後しばらく休眠することがあるという。
採種後水洗して日陰で乾燥し低温低湿度の場所に保管。