Chinese Senna, Sickle Pod / マメ科Senna(Cassia)obtusifolia
中央アメリカ原産のマメ科一年草。享保年間に中国から渡来。沖縄、台湾などアジア熱帯・亜熱帯地域に自生がある。
種子を決明子(ケツメイシ)と呼び、漢方に用いられる。低木性で1.2m位になり開帳性で独特の臭気がある。花 は黄色い五弁花。全草は緑肥としても利用され有害線虫抑制、窒素固定、硬盤粉砕などの効果がある。
ハブ茶はハブソウの種子を用いて作られてきたが、現在市販されている多くのハブ茶はより栽培しやすく、収量の多い本種の種子が用いられている。オブツシフ ォリンなどの成分を含み、緩下強壮剤、利尿剤などの作用がある。便秘や慢性胃腸病に効くという。
5〜7月下旬
岐阜県
2023年10月
70%以上
なし
なし
9月(全草取り)10月下旬〜11月(種子取り) 種子取りの収穫量は10アールあたり200〜300kg。
5月(種子取り)、5〜7月下旬(緑肥利用)
20〜25℃
ばらまきまたは畝幅60〜75cmにすじまき。種子取り播種量は10アールあたり2リットル。緑肥利用の場合の播種量は10アールあたり3〜4kg。
1〜2cm
20〜30℃
草丈15〜20cm頃までに株間30cm程度の密度に間引く。日当りの良い場所によく生育する。緑肥利用の場合、播種から2~3ヶ月後に土壌にすき込む。
完熟させ、茶褐色に熟した莢より順々に収穫。天日干し乾燥後、棒やビール瓶などで叩いて莢から種子を外す。長さ15cm位の細長い莢に縦長六角形の種子が30粒ほど入る。
不詳。
不詳。
よく乾燥させ、お茶の缶などに入れ冷蔵庫の隅に。