Succession Cabbage / アブラナ科 Brassica oleracea
明治30年に導入された輸入キャベツの代表品種「Henderson’s Succession」が近畿以北の冬、春まき用として土着したもの。
外葉は濃緑色の平滑葉で幅広く、球は扁円球で形が整っている。株張り強く、耐暑性、耐寒性は強い、抽苔性はやや不安定である。
硬く巻き、どっしりした平型のキャベツ。春の早生キャベツほど柔らかくはないが、生食から炒めもの、漬物等キャベツ料理なんにでも向く。
3月下旬〜7月中、10月中
イタリア
2024年7月
75%以上
なし
なし
春まきで8月。初夏まきで10月。夏まきで11月。秋まきで6月。
春〜夏(3月下旬〜7月中)。秋は10月中。
15〜30℃
箱蒔きまたは冷床蒔き、ポットまき。年内葉数6枚以内で定植。
タネが隠れる程度。(通常タネの厚みの2、3倍)
15〜20℃最適
秋10月まきの場合、初冬に本葉5〜6枚で、畝間60センチ、株間40センチくらいに定植。苗が小さい場合は、春先に定植してもよい。春まきの場合、あまり早く蒔き過ぎると抽苔のおそれがあるので、4月になってからが安全。夏の防虫、冬の防寒には、寒冷紗やサンサンネット等をかけると効果的。
年内に大株になっていないと開花しない。キャベツとして収穫する本来の播種期の前にまき、結球させず抽苔させ、開花させる。ブロッコリー、カリフラワー、ケール、子持甘藍などと交雑するので注意する。
常温で1〜2年。(やや短命な部類)
キャベツの種は、採取後、高温時に短期間休眠することがある。
乾燥し、お茶の缶などに入れ密封し冷蔵庫の隅に。