Sapporo Large-leaved Spinach /ヒユ科 Spinacia oleracea
北海道農業試験場がビロフレーから系統分離したもので、ビロフレーに比し濃緑色、やや晩抽となっている。1952年命名。
無刺丸種、草姿は半開帳。大きな肉厚の丸葉で葉色濃く、葉柄は短い。生育中位で抽苔はやや晩生。
おひたし、バター炒め。ラーメンの具など。ビタミンA、鉄分を多く含む。
9〜11月、3〜4月
デンマーク
2024年5月
75%以上
なし
なし
春まきで4〜6月。秋まきで11〜3月
9〜11月、3〜4月
10〜20℃
一晩浸水し赤水を流し、湿した布で包み、1割催芽後に蒔く。
タネの厚みの2、3倍。発芽まで充分水気を保つ。
0〜20℃
酸性土壌を嫌うので、播種前にカキ殻石灰を施す。10月以後、芽出しをして雨上がりの十分湿った畑にまく。種子形状から発芽、生育が揃わないので、大きい物から間引き収穫する長期どりが適する。耐寒性は強く、0℃前後でも生育する。
風媒花なので他品種が近くにあると交雑しやすい。雌雄異株なので、他品種が近くにあった場合、雄株を刈り取る。抽苔した雌株が受粉し黄変したら刈り取り乾燥する。
約3年。
種皮に発芽抑制物質がある。採種後2〜3か月間休眠する。
よく乾燥し、お茶の缶などに入れ冷蔵庫の隅に。