Iga Chikugo Oregon Wheat / イネ科 Triticum aestivum
うどんにした時の味の良さで人気を博した昭和初期の銘柄で通称「イガチク」。大正生まれの軟質種「伊賀筑後」とアメリカの硬質種「オレゴン」をかけ合わせて固定。その後の品種改良で伊賀筑後オレゴン→農林27号→ナンブコムギへと引き継がれている。昭和30年頃まで信州・善光寺平、千曲川流域で盛んに作られた。
長稈で倒伏し易く収量少なめ(10a当り400kg弱)。芒はやや多く、出穂は4月下旬頃となる。 *本年は採種量が少ないため、こちらの小袋規格のみの販売となります。予めご了承の程お願い致します。
うどん、おやき、すいとん、天ぷらの衣、パン、菓子など。
11月
埼玉県
2023年7月
80%以上
なし
なし
6月。(梅雨が本格的にならないうちに刈りとる)
11月
10〜15℃
普通畝幅60〜90cmに条播。点播、ばら播きも行われる。
3〜5cm。覆土後鎮圧して土と種を密着させる。
20℃以下(冷涼気候)
播種量は条播の場合、10a当り4〜5kg。(本種小袋1DLで5坪分程度)肥沃で水はけのよい重粘性の中質土壌を最適とするが肥料分が多すぎると倒伏する。根ばりをよくし霜柱の害を防ぐため年内1回、年明け2月までに1回、麦踏みをする。
刈りとり後脱穀。よく乾燥し充実した種実を選ぶ。コクゾウムシ、コクガの発生に注意する。
5〜10年。
採種直後の高温期1〜3か月程度の間は発芽せず休眠する。
よく乾燥し、低温低湿度の場所に保管。