Shunyo Wheat /イネ科 Triticum aestivum (L.) Thell.
長野県中信農業試験場にて「東北148号」に「東山10号」を交配して系統育種法にて選抜・固定, 1997年発表。
中稈で強稈、穂数が多く穂長はやや長くなる。株はやや閉じていて草勢が良い。うどん粉病や赤さび病、耐雪性は中位で耐倒伏性や耐雪性は強い。
薄力粉としてスポンジケーキ、焼菓子、天ぷらの衣等。良質多収で粉は極良質で黄色味が強く製めん適正は良好。ソフトな弾力のうどんができる。
11月
長野県
2024年9月
75%以上
なし
なし
6月。(梅雨が本格的にならないうちに刈りとる)
北海道で9月。東北10月。関東以南で11月。
10〜15℃
普通畝幅60〜90cmに条播。点播、ばら播きも行われる。
3〜5cm。覆土後鎮圧して土と種を密着させる。
20℃以下(冷涼気候)
播種量は条播の場合、10a当り4〜5kg。(本種小袋1DLで5坪分程度)肥沃で水はけのよい重粘性の中質土壌を最適とするが肥料分が多すぎると倒伏する。根ばりをよくし霜柱の害を防ぐため年内1回、年明け2月までに1回、麦踏みする。
刈りとり後脱穀。よく乾燥し充実した種実を選ぶ。(1997年種苗品種登録第5428号、2011年育成者権消滅。自家採種できます)
常温保存し、採種一年後でもけっこう発芽する。長い。
採種直後の高温期1〜3か月程度の間は発芽せず休眠する。
よく乾燥し、低温低湿度の場所に保管する。