Drumstick Tree, Malunggay / ワサビノキ科 Moringa oleifera Lam
インド北西部原産の高さ10m以上に育つ中高木。インドや東南アジアの国々の市場で葉、花、若莢が野菜として販売される。インドでは矮性種の育種改良も行われている。生育が早いので、関東でも春植えで夏~秋に葉を収穫することができる。
西洋ワサビのような香りが(主に根から)することが名の由来。葉にタンパク質を多く含み、ミネラルやビタミン、抗酸化物質が豊富といわれ、薬効の高さから伝統医学でも利用されてきた。近年健康食品として注目され乾燥粉末やお茶が出回る。CO2吸収能力が高く環境保全植物としても優れる。
葉、花、莢、種子を食用にする。乾燥粉末にして料理に加えたり、葉・花はパクチーのように香味野菜として食べる。若莢はドラムスティックと呼ばれ、インド・タイ料理等で漬物利用される。種子は炒って食べたり、搾油し食用油に加工される。*ご注意:根は食中毒を起こす恐れがあるので利用しないで下さい。また、妊娠している方又は可能性のある方はモリンガの摂取を控えた方が良いとの報告例がありますので、十分にご注意して下さい。
2~4月(温床)5月(直播)
インド
2024年10月
65%以上
なし
なし
夏〜秋。若い葉を順次摘み取って利用する。
2~4月(温床)5月(直播)
25〜30℃
ポット育苗し、株間60~120cmで定植するのが良い。適温を維持し乾かさぬよう注意する。1週間位で発芽する。
2cm位。
25〜32℃
水はけが良く、日当たりの良い場所を好む。耐寒性はなく九州以北では露地での越冬はできないが、生育が早いので春植えで夏~秋に葉を収穫することができる。1年で2mくらい生長する。アブラムシが付くことがあるが、比較的栽培容易。挿し木でも増やせる。枝を切り戻して鉢植えにし、室内や温室で越冬させるとこともできるようだ。
耐寒性がなく、開花まで8ヶ月以上かかるので、熱帯地域以外では採種不可。
不詳。
不詳。
よく乾燥させ、紙袋に包み、低温低湿度の環境で保管する。