Flat White Boer Squash / ウリ科 Cucurbita maxima
南アフリカの在来種でスローフード協会「味の箱舟」選定品種。品種名は17〜19世紀に南アフリカを支配したオランダ系移民入植者ボーア人に因む。
晩生で貯蔵性に優れる、直径30〜50㎝、高さ10〜15㎝位の円盤型白皮カボチャで、装飾用としても楽しめるユニークな外観。果実は最大12kgになる。据わりが良いので積み重ねて 運ぶことができ、白皮は日焼けに強く、蔓が枯れる頃まで放置しても傷まない。完熟しても外皮は純白色を保つ。果肉は濃橙色、肉質は水分少なめであるが粘質系でホクホク感は無い。
マッシュ、ロースト、スープ、パンプキンパイ、菓子など。
4、5月
埼玉県
2024年10月
85%以上
なし
なし
露地栽培では9〜11月。播種から約100日で収穫。
露地の直播きは5月
25〜30℃
露地に直播きの場合、畝間3m、株間1mに数粒ずつ点播。
2、3cm。カボチャ種子は嫌光性なので確実に覆土する。
20℃前後
ポット育苗の場合、本葉3枚で定植。子蔓を4本程度伸ばす。健全に育ったカボチャの根は太くて長く、吸水力や吸肥力が旺盛なので、できれば直播き放任で育てたい。遅蒔きだと雌花の発生がよくないので、地温15℃ぐらいになったらなるべく大きめのホットキャップを利用し播きたい。ホットキャップ被覆はウリハムシ防除にも欠かせない。
西洋カボチャ同士や日本カボチャとはよく交雑するがペポカボチャとは交雑しない。カボチャの花粉は高温に弱く、25℃以上で死んでしまうので朝のうちに同品種を交配してやる。
低温乾燥環境なら3〜10年。(やや長命な部類)
採種後2週間程度弱い休眠期があるという。
1,、2年なら室内の引出し等でよい。冷蔵庫なら寿命が伸びる。