Tartary Buckwheat / タデ科 Fagopyrum tataricum Gaertn
普通のソバと同様、アジア大陸中央部の内陸山岳地帯原産。日本で栽培されるようになったのは最近である。北海道や東北の一部で特産作物として栽培される。
苦(にが)ソバ。脳卒中や高血圧に効果があるルチンが普通のソバより多量に含まれる。花は緑色で小さいが収量は数倍多い。普通ソバより3週間余計日数がかかる。
粉をよく精製し、ソバ殻を取り除くと苦味はないと言う。また、苦味をやわらげるため、ヒマラヤ高地の人々は、粉に水を加えて放置し、少し発酵させてから焼いて食べるという。(製パンの要領)
4月下旬、8月中下旬
北海道
2024年1月
80%以上
なし
なし
初夏(4月下旬播種約95日で収穫)または初冬(8月まき)
晩霜の心配がなくなった頃または8月
15℃〜
スジまき、またはバラまき。
2〜5cm
冷涼気候を好む
普通ソバに比して収穫まで日数がかかるので、晩夏まきでは霜で収穫できない事がある。播種前に1週間程度冷蔵処理する。土壌水分の多い場所には作付けしない。
3分の2位登熟したところで刈取り、玄ソバを翌年の種として使用する。
不詳だが比較的(常温で1、2年以上)長いようだ。
不詳(収穫後低温に遭わないと発芽しにくい)
よく乾燥させ、低温低湿度の冷暗所に保管する。