Purple Snap Pea 'Fujihime' / マメ科 Pisum sativum
日本初の紫色のスナップエンドウ(農水省品種登録出願中(品種名称:SN5305)。
莢の色が紫色の、早生赤花スナップエンドウです。莢の長さは7.5~8.0cmで、莢の幅が約1.5cmの、やや短めの中莢系品種。初花房は主枝の13節ぐらいから発生、1花房に2莢ずつ安定して着生し、非常に双莢性の高い。秋まき露地栽培では、株元の分枝数は4本前後、草丈は1m程度になる。
莢の紫色は、ゆでると色が抜けていきますが、紫色は残ります。調理法を工夫するなどして色味を活かしてください。
10月下旬〜11月、2〜3月
タイ
2024年8月
80%以上
なし
なし
4〜5月
10月下旬〜11月、2〜3月
15〜20℃
タネの厚みの2〜3倍。酸性土壌や窒素過多は不可。
15〜20℃
日当たりが悪いと莢の着色が悪くなります。栽植様式は畝間1.2〜1.6mの単条(できれば南北畝)、株間20〜30cmの一株立ちとして下さい。株元から発生する強い分枝を残し、細い分枝や上位節から発生する分枝は除去します。莢への日当たり、風通しを良くすることで莢の品質が向上します。中間地の11月下旬から3月中旬にかけて収穫する莢は、日長が短いため莢全体が紫色に着色しづらくなります。この時期に収穫を向かえる作型では試験的に栽培を行い、莢の着色程度を確認してから栽培の判断をして下さい。品種の特性上、さやが紫色に着色しない緑色莢や紫色と緑色の混ざったまだら模様の莢が発生します。莢の中の豆を充実させすぎると樹勢が一気に低下します。草勢はやや大人しく、豆の肥大が早い品種ですので、収穫のタイミングには気をつけて下さい。うどんこ病に対しては圃場抵抗性がありません。発生を確認したら速やかに防除を行なって下さい。
常温で1〜2年。(やや短命の部類)