Natsu Fushinari Cucumber / ウリ科 Cucumis sativus
四葉(スーヨー)胡瓜と落合節成胡瓜とのF4を母親に、四葉と満州秋胡瓜のF3を父親にした雑種後代から九州農業試験場久留米支場が昭和29年に育成。乾燥に弱いので畑地より水田転作畑で能率が良い。
他の節成系品種よりも長日高温下でもよくなる支柱栽培用白イボキュウリ。(春キュウリと夏キュウリの中間型)葉は縮みのある大型で丸葉。蔓は太く節間つまる。果実は円筒形の緑果で下半分は淡緑。
華南系の黒イボ節成りキュウリ(春キュウリ)が高温長日の夏になると成らなくなるのを改良するために作出された固定種。以後の多くのF1節成りキュウリの母親系として使われている。若穫りがよく特にモロキュウに最適。ご注意:乾燥等のストレスがかかると苦味が出ます。予めご了承ください。
5、6月
長野県
2024年10月
85%以上
なし
なし
夏から秋。
直播は4月中旬から7月。5月が最適。
25~30℃
1カ所に2、3粒ずつ点播。移植に弱いので直まきが良い。
15℃以上の地温を保持し、乾燥しないよう。
昼間25〜28℃、夜間13℃、地温の適温20℃
F1品種の親用に育成された系統が節成り性が強く着果が多すぎるので、より草勢を強め、節成り性を低下させ実用品種に改良されている。(5月まきで60%、6月まきで40~50%の節成り)また子枝にはほとんど節ごとに着果する。肥沃な土地で多肥栽培し、若キュウリ(60~70g程度)で収穫することが大切である。
完熟果を縦割りし、スプーンで種とわたを取り出す。ボウルで一昼夜発酵させ、軽く泡立つ程度に少量入れた中性洗剤の泡が無くなるまで水洗する。後はほぐしながら天日で一日乾燥。
4年以上。(長命の部類)
ない(発酵中、雨水が入ると発芽することがある)
よく乾燥させたら低温低湿度の場所に保管する。