Sanpo Amanaga Sweet Pepper / ナス科 Capsicum annuum
鳥取県東部、因幡地域の地方品種。昭和初期に東南アジアから持ち帰ったトウガラシを吉岡村の篤農家が選抜育種し「三宝大甘長蕃椒」と命名し、栽培が広まったとされる。
長さ15~20cmぐらいの大長形で極早生の豊産種です。高温乾燥等のストレスがかかった際に発生する果皮の黒い焼け(アントシアニンの発生)が、万願寺や伏見甘長と比べて少ない。
辛味がなくて風味が良く、焼きとうがらしや煮食用に最適です。
2〜4月(温床)5月(直播)
長野県
2023年9月
70%以上
なし
なし
夏から秋
温床育苗では2月から。直播きの場合5月以後。
25〜30℃(要変温)、発芽可能温度15〜35℃
光線が当たらず、多少温度変化があったほうが良い。
タネが隠れ、発芽までの2週間湿度がとれる程度。
25〜30℃。35℃以上になると着果・結実が悪くなる。
本葉5〜6枚のに畝幅90cm、株間45cmくらいで本畑に定植します。元肥に堆肥、木炭、硫安、過燐酸石灰などを与え、追肥に配合肥料を施し、中耕・除草に注意します。5月頃に直播もでき、バイラス病に強く作りやすい品種です。露地への定植・播種は、地温が18℃以上と、充分温かくなってから行う。土壌病害である青枯病や立枯性疫病には弱いので、同じナス科野菜との連作を避ける。
自家受粉性だが、虫媒により交雑することがある。(辛味種と交雑すると辛味のほうが優性なので辛くなる)完熟果を10日追熟し、切開いて種を出し乾燥する。水洗はしない。
ナス科植物の中では比較的短命(2~3年)である。
休眠期は無い。
よく自然乾燥したら低温低湿度の場所に保管する。