Yamato Toki / セリ科 Angelica acutiloba
関東、東北の山地に自生する。日本原産と東南アジア原産の説がある。本種はヤマトトウキの系統。
草丈40〜60cmの多年生草本。根は30cm内外の肥厚性の短根。茎は紫色を帯び無毛。葉は濃緑色で強い光沢がある。埴質壌土で地下水が低く排水の良い土地に最も適する。地力中庸かやや痩せ地の状態の場所で昼夜の寒暖差が大きいところが良い。
葉を利用する。独特の香りがあり、カレー、スープ、肉料理、おでんなどに入れると美味。飲料やシロップの香りづけにも最適。 *生産物利用に関するご注意:生薬利用される根部は、医薬品に該当するため、食品としての製造・販売は認められておりません。
2〜5月
埼玉県
2024年10月
50%以上
なし
なし
夏から秋。
2〜5月
15〜20℃最適
苗床かポット・セルトレーに播種する。2〜4週間で発芽。
タネが隠れる程度に薄く5mm程度。発芽するまでの3週間位、乾かないように注意する。
10〜25℃最適
夏季やや冷涼な場所を好むので、平地では黒寒冷紗等で遮光する。1年目は苗床で苗を養成し、翌3月下旬~4月上旬頃株間20〜25cmで定植する。4〜6月はこまめに除草する。アブラムシ、キアゲハ等の発生に注意する。病害としてはべと病、菌核病などが発生することがある。
3年生の株より採種する。1、2年目は抽苔しないように花芽は早めにかきとる。
不詳。
不詳。種子は低温湿潤処理(吸水後に低温(5℃以下)に3日ほど当てる)を行った方が発芽しやすい。戸外ではなく冷蔵庫で0〜5℃の低温に置くことで代用できる。処理後は明るい場所に置く。
よく乾燥し、お茶の缶などに入れ密封し冷蔵庫の隅に。