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日本に自生する食用ホオズキの仲間 イガホオズキ

いがほほづき

Iga Hozuki / ナス科 Physaliastrum echinatum(japonicum) Makino

国内採種品

暖地の深山に自生する多年生草本。昨今は森林伐採やシカ等の食害の影響で、絶滅危惧種指定となっている都道府県も多い。

通常価格:
¥524税込
特徴

山地に生える多年草で、茎は太く草丈60cm内外。全草に多少毛を帯びる。開花期は6〜9月で、葉腋から1〜3個下垂する。軟毛があり後に果実を包み毛は軟らかな刺に変わる。液果は球形で径8〜10ミリ、白色に熟す。地上部は枯れるが、越冬して翌春また萌芽する。

用途

完熟果は甘く食べられる。食用ホオズキのような味。『牧野日本植物図鑑』に「其白く満熟セルモノヲ小児往々採り食フ。」と書かれている。熟果は落果しやすい。果実のなるべく大きい個体を選抜して改良できれば、食用種としても有望と思われる。

蒔きどき

4〜6月

採種地

埼玉県

発芽検定月

2024年1月

発芽率

20%以上 *発芽は揃い難い。

種子加工

なし

種子消毒

なし

Product Details 商品詳細

収穫期

11〜12月

播種期

4〜6月

発芽適温

20〜30℃

播種法

タネが非常に細かいので、育苗箱などに注意して蒔く。日陰〜半日陰で育苗管理する。

覆土

薄く。発芽まで1ヶ月位かかる。乾かさぬよう注意する。

生育適温

15〜30℃

栽培法

充分温かくなってから露地または大型プランターに本葉5~6枚で株間50~60cmに定植。半日陰のやや湿り気のある涼しい林下環境を好むので、庭木の下に植えたり、畑では黒寒冷紗などで遮光してやると良い。

採種法

熟果をつぶし水洗し沈んだ種を取出し、水分を飛ばした後日陰で充分乾燥する。水洗前の発酵は不要。

種子寿命

不詳。

休眠

不詳。種子は低温湿潤処理(吸水後に低温(5℃以下)に3日ほど当てる)を行った方が発芽しやすいようだ。戸外ではなく冷蔵庫で0〜5℃の低温に置くことでも代用できる。処理後は明るい場所に置く。

種子保存法

よく乾燥した後、低温低湿度の場所に保管する。

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