Disease Resistant Fushinari 17 Cucumber / ウリ科 Cucumis sativus
昭和29年に九州農業試験場が作出した「夏節成」はその後のF1節成胡瓜の母系として発展。本種はアラヰ育種場が育成した固定品種。華南系の黒イボ節成胡瓜(春キュウリ)が高温長日の夏になると雌花がつかなくなるのを改良して生まれた白イボの「夏節成」に、耐病性品種をかけ合わせて作出した固定種と思われる。
日本有数の胡瓜種子専門育種場が、耐病性F1胡瓜の母親系統用に育成した固定種の節成胡瓜。べと病、うどんこ病には特に強く、育成元のアラヰ育種場では「無農薬栽培に最適」として家庭菜園に普及させたいと語っている。
サラダなどの生食に。また、冷や汁や味噌汁の実、漬物など。苦味が出ない分、味はやや物足りないか。
4月中旬~7月
埼玉県
2024年11月
85%以上
なし
なし
露地で夏から秋。(ハウスなら周年も可)
直播きは4月中旬から7月だが、5、6月まきが最適。
25〜30℃
一か所に2、3粒ずつ点播。ウリ類は移植より直播きの方が良い。
15℃以上の地温を保持し、乾燥しないよう。
昼間25〜28℃、夜間13℃、地温の適温20℃
育苗し、苗で植える場合は30~40日育苗とし、地温日中20℃以上で定植。低温期に育苗した場合、4~5節から雌花が着成するので、6~7節までに着果したものは摘果する。6節目の側枝からは2節と3節の間で摘芯し、1本の側枝に2本ずつ着果させる。親蔓7、8節目の収穫が始まったら、下から4、5枚の親葉を除去する。
完熟果を縦割りし、スプーンで種とわたを取り出す。ボウルで一昼夜発酵させ、軽く泡立つ程度に少量入れた中性洗剤の泡が無くなるまで水洗する。後はほぐしながら天日で1日乾燥。
4年以上(長命の部類)
ない(発酵中、雨水が入ると発芽することがある)
よく乾燥させたら、低温低湿度の場所に保存する。