San Bernardo Blue Pole Bean / マメ科 Phaseolus vulgaris L.
来歴不詳。イタリア北部の町サンベルナルドの在来種がアメリカに渡ったものと言われる。一名 ’Nonna Agnes Blue’。
珍しい青色の豆の赤花つるありインゲン。食味に際立った長所はないが、完熟した豆のサファイアブルーの発色が目を惹く。熱心な豆コレクター、育種家として有名な米国のRobert Lobitz氏の「豆は貧乏人の宝石」という言葉がぴたりと当てはまるような逸品。豆の形状はやや角張っており、いくらかばらつきやすい。
スープ、フムス等。若莢もサヤインゲンとして利用可。乾物豆の青色は加熱調理すると変色します。
6、7月
山梨県
2024年11月
80%以上
なし
なし
秋(霜が降りるまで)。
6、7月(収穫期が高温にかからないよう)。
18〜30℃
畝幅90cm〜1m、株間35〜40cmとし、1か所に2、3粒まき。
タネが完全に隠れ、発芽まで水分保持ができるように。
15〜30℃
つるありの高性種なので、2m以上の支柱を立て、つるを巻き付かせ、登らせて栽培する。青色の発色は気温の影響を受けるので、収穫期が高温になる栽培は避ける。高温下では豆の色は鼠色〜茶褐色となる。
莢がカラカラになるまで完熟させ、豆を取り出して日陰で充分乾燥する。自家受粉性なので、交雑の心配はほとんどない。高温下で鼠色となった豆を翌年のタネとした場合でも、低温環境下で青く発色する。
大豆ほどではないがマメ科植物は1、2年と短命な物が多い。
ない。
虫が中にいることがあるので、ビンや缶に入れ、冷蔵庫に。