Aso Takana / アブラナ科 Brassica juncea
来歴不詳。耐寒性が強く、阿蘇地方の冬季に生育する唯一のツケナ。
耐寒性が強く、多収性の丸葉系高菜。お米の裏作として冬の期間に作られる。他の地域の高菜と比べて柔らかさが魅力という。草丈30㎝ほどとなって抽苔が始まるのを見て、株元から手で折り取る。高菜漬だけでなく炒め物や浅漬けにも良い。
一般のタカナ類に準じて塩漬けにする。茶漬けの香の物として最良。漬物を乾燥・粉砕して茶漬け用としても販売されている。阿蘇高菜漬けを細かく刻んで油で炒め味付けし、白いご飯と混ぜたチャーハン風の高菜めしが郷土料理として賞味されている。
9〜10月
福岡県
2024年6月
85%以上
なし
なし
3月下旬〜4月下旬。草丈30cmほどとなって抽苔が始まるのを見て、株元から手で折り取る。
九州では9月下旬から10月上旬播種。
20℃前後
水田裏作の場合は、180cm幅の高畝に30cmのまき幅で条播する。
種がかくれ、発芽まで湿度が維持できる程度に簡単に覆土する。
5〜20℃
水田裏作の場合、排水の良い肥沃な水田を選び、耕起を十分に行う。本葉3〜4枚の頃に密生部を間引き、欠株のところに補植する。あまり粗植になると茎葉が粗剛となるので間引きは省略してもよい。
採種株の菜の花を開花させ完熟したら刈取り、乾燥後種を莢から外す。(高菜は白菜など普通のアブラナ科野菜とは交雑しない。他の高菜や辛し菜とは交雑するので注意)
一般菜類に準じ常温で2〜3年(やや長命の部類)
種子収穫後最長2、3か月休眠する。(1週間程度の低温で打破)
よく乾燥し、お茶の缶などに入れ冷蔵庫の隅に。