Wakakusa Spinach / ヒユ科 Spinacia oleracea
奈良農業試験場で治郎丸より分系したもので、そろいはよく、抽苔の遅いのが特徴的。純雄性株は少なく間性株が多い。
葉形は欠刻の浅い大形で、葉先は丸みがあり、葉肉は比較的厚い。葉色が若干淡い傾向にあるが、大株になってもやわらかい。露地栽培でもつくりやすいが、雨よけ栽培ではさらに安定する。
煮物、和物などに広く利用できる。
9〜10月
イタリア
2024年3月
75%以上
なし
なし
10〜4月
9〜11月
10〜20℃
一晩浸水し、濡らした布で包み、1割位芽を出させてから蒔く。
タネの厚みの2、3倍。発芽まで充分水気を保つ。
0〜20℃
一般の品種と同様、土づくり(pH矯正、堆肥)が大切である。
風媒花なので他品種が近くにあると交雑しやすい。雌雄異株なので、他品種が近くにあった場合、雄株を刈り取る。抽苔した雌株が受粉し黄変したら刈り取り乾燥する。
カラ(針)付きのままなら寿命は長い。(約3年)
種皮に発芽抑制物質がある。採種後2〜3か月間休眠する。
よく乾燥し、お茶の缶などに入れ冷蔵庫の隅に。